更年期障害とは
更年期とは、卵巣機能が低下する時期をいいます。
卵巣機能が低下することにより生じる種々の症状を更年期障害と呼びます。
日本人女性の平均的な閉経の年齢は50歳と言われます。
更年期障害の好発年齢は50歳±2歳とされます。
つまり、更年期障害は48歳から52歳の間に起こることが多いのです。
卵巣の機能が低下することにより、女性ホルモンの産生が低下します。
血液検査をすると、エストラジオール(E2)が低下します。
下垂体から産生されるLH,FSHと呼ばれるホルモンは上昇します。
ただし、女性ホルモンの数値だけでは診断しません。
これらはあくまで参考所見です。
更年期障害の主な症状としては、ほてり、手足の冷え、動悸、頭重、肩こり、めまい、抑うつ、イライラ、不眠など実に多彩です。
更年期障害の治療としては、ホルモン補充療法、漢方薬による治療、向精神薬による治療などがあります。
漢方医学的にみた更年期障害
漢方医学的にみた場合には、気、血、水の問題があるのか、腎の問題か、肝の問題か、心か、脾の問題かを考えていきます。
ストレスがかかると、気が逆上します(気逆:きぎゃくといいます)。
また、血は滞ります(瘀血:おけつといいます)。
また水が滞ります(水滞:すいたい、あるいは水毒:すいどくといいます)。
腎は五臓の中で生殖器に関係します。
卵巣機能が低下するのが更年期障害の本態ですから、腎の問題はないかを考える必要があります。
また、腎は肝の母です。
腎の不調は肝にも影響を及ぼします。
また、更年期の時期は、心理・社会的に種々のストレスがかかる時期です。
ビジネスパーソンなら、責任ある立場につく年齢に当たります。
家庭では、親の介護、子どもたちの進路、進学の問題など、数え上げればきりがありません。
それらのストレスがかかれば、「肝」に影響を及ぼします。
肝は心の母です。
肝の気が高ぶると心の気も高ぶります。
肝が脾に直接悪影響を与える場合には木克土(もくこくど)と呼ばれます。
- クリニック名
- 研究学園ななほしクリニック
- 診療内容
(診療科目) - 漢方内科、心療内科、精神科
- 院長
- 小野 真吾(日本精神神経学会専門医・指導医/日本東洋医学会専門医)
- 住所
- 〒305-0817
茨城県つくば市研究学園2-2-7
※駐車場あり - TEL
- 029-879-7740
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- つくばエクスプレス「研究学園駅」から徒歩12分
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