特性を生かした漢方の使用
西洋医学的な検査を受けてみたけれど、どこも異常はないと言われた。
でも、不調は続いている。
そんな経験はありませんか?検査で明らかな原因はないけど、症状はあって患者さんが困っている。
そのような病気のことを機能性疾患と呼びます。
からだのどこかが上手く働いてくれないから、困ってしまうわけです。
そんな状態は、漢方が得意とする状態です。
漢方が向くのはどんな病気?
以下に漢方が得意とする病気をまとめました。
得意とする病気
冷え症、のぼせ症、頭痛、肩こり、カゼ症候群の初期、のどのつかえ感、機能性ディスペプシア、心臓神経症、月経困難、更年期障害
やや得意とする病気
自律神経失調症、不眠症、不安神経症、めまい、起立性調節障害、アレルギー性鼻炎、過敏性腸症候群(下痢、便秘)
私は元々精神科医でしたが、漢方専門クリニックでの診療経験を積みました。
その中で上記のような症状を数多く経験してきました。
どうぞ安心して受診してください。
全ての精神疾患に漢方が向いているわけではありません
漢方は万能ではありません。
少なくとも全ての精神疾患を漢方で治療しようというのは現実的ではありません。
例えば、統合失調症、うつ病、躁うつ病(双極性障害とも呼ばれます)は西洋医学的な治療が優先すると思います。
また、脳に損傷があるための精神症状、からだの治療薬によって生じた精神症状、からだの病気に合併した精神症状などはそれぞれ元の原因の治療を優先すべきです。
これらの原因治療は西洋医学的な治療が良いと思われます。
副作用の少ない精神科治療に向けて
西洋医学的な向精神薬で治療を受けた。
副作用が苦しくて服薬を続けられなかった。
そんな患者さんの声をお聞きすることがあります。
また、服薬を止めようとしたら、離脱症状があってなかなか止められないという声をお聞きすることもあります。
神経症レベルのうつ状態、イライラ、不安などは漢方薬で対応できる場合があります。
また、向精神薬を止める時に漢方薬を併用することで、離脱症状を軽減できる場合があります。
注意しなければいけないのは漢方薬にも副作用がある、ということです。
ただ、その場合でも西洋医学的な治療よりは軽い場合がほとんどです。
また、漢方薬の治療を行う場合でも副作用には十分注意しながら、治療していきます。

- クリニック名
- 研究学園ななほしクリニック
- 診療内容
(診療科目) - 漢方内科、心療内科、精神科
- 院長
- 小野 真吾(日本精神神経学会専門医・指導医/日本東洋医学会専門医)
- 住所
- 〒305-0817
茨城県つくば市研究学園2-2-7
※駐車場あり - TEL
- 029-879-7740
- 最寄駅
- つくばエクスプレス「研究学園駅」から徒歩12分
つくば市中央消防署向かい
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00~13:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | ― |
15:00~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | ● | ― |
●・・・土曜日午後は15:00~17:00
休診日・・・金曜、日曜、祝日