頭痛と漢方治療
頭痛について 頭痛の中で、漢方治療が適応となるのは、一次性頭痛と呼ばれる頭痛です。一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛などが含まれます。 片頭痛:痛い日もあれば、痛くない日もある頭痛です。この痛くない日があるというのが偏頭痛…
続きを読む「同じ」葛根湯でも「違う」のです
同じ名前の漢方薬でも、会社によって原料となる生薬の量、配分が違いがあります。例えば、葛根湯。ツムラの葛根湯(エキス顆粒医療用)、コタローの葛根湯(エキス細粒)、クラシエ葛根湯(エキス細粒)は以下のようになっています(これらは全て医療用漢方製剤の内容…
続きを読む漢方診療続き(五臓の異常)
漢方医学では、身体の働きを5つに分類します。これを五臓といい、肝、心、脾、肺、腎からなります。もっと詳細に分けるならば、六腑という概念もあるのですが、これらは、五臓と表裏のものです。まずは、五臓のどこの不調かを考えます。 肝の異常肝は、感情をコント…
続きを読む漢方診察続き
漢方診察は4つのステップからなることはすでにお伝えしました。次にこの4つのステップから得られた情報を変換して処方を決める手がかりにします。 得られた情報から、陰陽、虚実、気血水、五臓といった「ものさし」を使って、どのような問題があって、症状としてあ…
続きを読む漢方の診察は4つのステップ
漢方医学の診察は、4つのステップを踏んで行います。4つのステップは、望診、聞診、問診、切診といい、これらをまとめて四診と呼びます。望診は、患者さんの様子を目でみて観察してその様子から、患者さんの様子を推測します。例えば、がっしりしている体格なら、実…
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