うつ病について
うつ病について
「うつ」は誰でも経験しますが、「うつ」とうつ病は違います。嫌なこと、つらいことがあれば、気分が落ち込んでしまい、やる気も失ってしまいます。多くの場合には、気分転換を試みることでほどなくして「うつ」から脱出することでしょう。しかし、うつ病では、うつ気分の他に、思考や行動、身体の各面での不調が出現し、それが2週間以上持続するのです。このために、人間関係や社会生活に支障をきたした場合にうつ病と診断されます。
身体の不調としては、頭痛、不眠、動悸、息苦しさ、下痢、便秘などの症状が起こり得ます。身体の不調について身体のお医者さんにかかると、原因になるような身体疾患がなければ、異常なしとされます。うつ病に対する理解の拡がりもあり、その時点でメンタルクリニックへの受診をすすめられることも増えてきました。
（1） 憂うつな感じで、気分が重くなっていないか
（2） 好きだったことに興味・関心が失われていないか
この2つの質問にyesである場合には、うつ病である可能性があります。メンタルクリニックへの受診をおすすめします。